教会員として集う愛する兄弟姉妹に

皆さんは、岡本契約教会に、主の教会の会員として集う、愛する兄弟姉妹です。

小会として、皆さんの魂と信仰生活を主の前に見守る努めにあたるものとして、常に皆さんのことを、祈っています。 そして、皆さんが、現在、どのような信仰をもっておられ、どのような事情や問題や気持ちで、教会の集会においでになっているか、 もっと正確に把握して、祈りたいし、相談し、考えたいと願っています。 ただ事務的に処理することは、教会として正しいとは思いません。

紀元2001年を迎え、日本での改革長老教会宣教は50年を越え、岡本契約教会も教会設立27年目を迎えます。 私も着任24年になりました。6年前の阪神大震災で本山の町もすっかりかわりました。 この数年で会員のなつかしい多くの方を天に送りました。増永牧師も召天され、スピア宣教師もご定年後の活動に入っています。 改革長老教会の神学校である神戸神学館が、活動の中心基盤となっています。 幼かった子供達が次々に成人して、教会の一翼をにないつつあります。新しい会員の方々が、活動の主力の一角を担うようになっています。

皆さんにとって教会のことは、過去の思い出と一体になっていて、皆さんの記憶の時間は止まっているかも知れません。 しかし、確実に時は新しくなっています。ですから、不必要に過去を振り返る必要はありません。 教会も皆さんも常に前進しています。そして、常に、新たに、現在のあなたの信仰生活、また、教会との関わりが問われています。

皆さんはこれからの人生をどのように歩まれるのでしょうか。一層神様を信じて歩まれますか。神様への礼拝を厳守しつつ歩ま れませんか。 イエス・キリストとそのみことばをいつも聞いて歩むと決心をされませんか。教会に関しては、人間的な関係は二の次です。 礼拝で共にみ言葉に聞くことがまず重要でしょう。

今年こそあなたの主の教会での位置を明白に選択し確立して、現在の信仰生活を、神と人の前で前進的で責任のあるものとしま せんか。

皆さんは、教会員となられるときに、神さまの救いの恵みへの感謝の応答として、聖霊に導かれ与えられた信仰の真実から、 神様への誓約をされました。私たちは
あなたのされた誓約を、単に、私たちの人間的集団としての教会における、 人間にたいする誓約とは考えません。あなたが、単に人間として、その時の気持ちでしたものとも考えません。 それは、あなたの心からの、聖霊が導かれた真実な人生の土台であったと考えます。ですから、ぜひ、その誓約を反古にされないことを願います。 人間的つまづきがその誓約への熱心の火を消すことがないよう祈ります。 私たちが、まことに不完全な者であることは、聖書に明らかです。そして、常に主は、私たちが悔い改めて再び主に叫ぶとき、 ゆるすと繰り返し約束されておられるのではないでしょうか。ですから私たちは、主の前に、信仰の真実のうちに、 再び出会うべきではないでしょうか。

あなたが洗礼・告白の教会員の誓約に、再び戻る祈りを持たれますよう、祈ります。

具体的にどこでどのように礼拝・信仰生活を更新されるかは、各自が主の前に信仰によって自由に選択なさることです。 小会は喜んで、そのために祈り忍耐し協力します。そして、聖書が真実に語られている教会として、この岡本契約教会を共に造り上げ、 私たちと一つ心で、この日本の社会に神の国をきたらせるために、いろいろな証しの課題と、この改革長老教会を通して取り組んでいただきたいのです。

教会員の誓約には、つぎのようなことがあります。

  1. 聖書を信じること
  2. 唯一の真の神を信じること。
  3. 自分の罪と弱さを認め、主イエス・キリストに神の救い主として頼ること。
  4. 改革長老教会を、まことの主の教会の聖書的な枝と信じて、参加すること。
    1. 一人で聖書を読むこと
    2. いつも一人で主に祈ること
    3. 安息日を守ること
    4. 礼拝に出席すること
    5. 洗礼と誓約をいつも覚え、聖餐式(年二回)を遵守すること
    6. 収入に応じて主のための業に献げること
  5. 主の僕となり、主を証しする人生を志すこと。
  6. すべて天国を待ち望み、神の恵みにただよりたのむ信仰によること。
以上

あなたは、今、この内のどれを信じておられますか。どれが特に困難でしょうか。ぜひ、率直におきかせください。心から信仰 生活の更新を願い、そのための道程のために祈ります。

北米改革長老教会日本中会所属 岡本契約教会小会・牧師 瀧 浦  滋